2018年の山、標高2018mの飯豊連峰・烏帽子岳について調べていたときに知った、“エスケープルート”という登山用語。
“エスケープ”とは、“逃げる、脱出する、抜け出す”という意味をもった言葉なので、初めて聞いた登山用語でも大体イメージはつきましたが、もう一歩踏み込んで調べてみることにしました。
エスケープルートとは?
山登りをする前にいくら万全な体制で臨んだとしても、登山中にケガをしたり、体調を崩したりしてしまうことは十分考えられること。
そのほかにも、天気が急変して悪天候に見舞われたり、当初予定していた登山ルートがあまりにも難しすぎたり・・・
山行を続けられないほどのアクシデントに直面することは想定できることですよね。
そんな不測の事態に備えるために、予定を変更して下山するための予備のルートが“エスケープルート”です。
エスケープルートの設定について
エスケープルートは、山行計画を行う段階で何パターンか事前に確認しておくべきもの。
危険個所を回避したり、山小屋へ避難する場合のルートなどもあらかじめシミュレーションしておくと安心です。
出典:『山登り語辞典: 登山にまつわる言葉をイラストと豆知識でヤッホーと読み解く』
とくに宿泊を伴うような縦走時には長丁場になるので、「こういう場合はこういうルートで下山する」ということをしっかり確認しておきたいものですね。
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