毎年のことになりますが、その年の西暦と同じ標高の山が話題になりますよね。
昨年の2017年には、奥多摩にある標高2017mの雲取山が注目を集め、2017年内に登頂しよう!という登山客がかなり多かったと聞きます。
年が明けて2018年、今年も例にもれず「2018年の山はどこ?」というような話題になるわけですが、今年の山はなんと、わたしが住んでいる山形県とお隣の新潟県の県境に位置する、飯豊連峰・烏帽子岳とのこと。
出典:PEAKS(ピークス)2018年2月号(Photo by Hiroyuki Usami)
烏帽子岳と言えば、東北で人気の縦走路として知られている、飯豊連峰に連なるピークのひとつでもあります。
飯豊山を筆頭とする飯豊連峰は上級者向けの山で、わたしなどが簡単に登れる山でないことは重々承知ですが、なにぶんミーハーなもので、せめて“今年2018年の山”という話題だけでも!と便乗させてもらうことにしました。
飯豊連峰・烏帽子岳とは
出典:PEAKS(ピークス)2018年2月号(Photo by Hiroyuki Usami)
烏帽子岳は、山形県と新潟県、そして福島県の県境に位置する飯豊連峰に連なる山のひとつで、標高は2017.8m。
四捨五入して2018mの山ということになります。
飯豊山(2105m)を筆頭に、飯豊連峰の最高峰である大日岳(2128m)、眺望の良い北股岳(2025m)などの山々と連なっています。
↑写真は、朝日連峰から見た飯豊連峰です。
そう簡単には登れない飯豊連峰・烏帽子岳・・・
烏帽子岳はかなり山深い場所にあるので、日帰り登山はほぼ不可能。
飯豊連峰の登山は、避難小屋泊やテン泊が基本になります。
なので、自炊するための食料や寝泊まりするための寝具などを準備していかなければなりません。
安全上のため、幕営が禁止されていて避難小屋泊を義務付けられている場所もあるので、そのあたりの山行計画もしっかりと行わなければなりません。
飯豊連峰は、登山雑誌にも大きく特集が組まれるほど人気の縦走路としても有名。
ですが、エスケープルートがないことでも、これまた有名なんですよね・・・
予備のルートがないということは、万が一のときの選択肢が限られてくるということなので、わたしのような山登り初心者は絶対に手を出してはいけない山でしょう。
飯豊連峰のあたりはかなり雪深いエリアなので、積雪の多い年だと夏山シーズンでも雪が長く残っていたり、雪解けで登山ルートが分かりにくくなっていることも。
夏期でも軽アイゼンは必須らしいですし、ますますもって初心者が行くべきではない山という印象が強くなってきました・・・
とにかく、飯豊連峰・烏帽子岳は、ミーハーな気持ちだけで簡単に登れるような山ではないということ。
いくら今年の西暦2018年と飯豊連峰・烏帽子岳の標高2018mが同じだからと言って、軽々しく登りに行ける山ではないということが分かりました。
わたしがチャレンジする日はまだまだずーっと先になりそうですが、いつか自分の足で2018mの山頂に立ちたい!そんなふうに思っています。
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