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ピストン、ループ、縦走とは?登山ルートの種類と特徴を調べてみた

ピストン、ループ、縦走とは?登山ルートの種類と特徴を調べてみた

同じ山でも、山頂にアプローチするルートが複数あると、ルートによって難易度や景色が変わってくるので、どのルートで登るか選ぶ楽しみがありますよね。
行き帰りを違うルートにしてみたり、自分のレベルに合わせたルートにしてみたり、見ておきたいポイントを優先させたルートにしてみたり・・・
登山地図やガイドブックを見ながら、登山ルートを選ぶ作業は本当に楽しいですよね!

計画魔のわたしにとって、山登りに行く前の山行計画は登山中と同じくらいウキウキワクワクするもの。
毎回、想像をふくらませながらシミュレーションしています。

さて、その登山ルートですが、大きく分けると次のような種類があります。

  • ピストン
  • ループ
  • 縦走

今回は、これらの登山ルートの意味や特徴について調べてみました。

 

登山ルートの種類と特徴

ピストンとは?

登山ルートで“ピストン”というと、往復登山のことを指します。
ある地点から目的地に登り、目的地から同じ地点に戻る、行き帰りが同じ登山ルートのことですね。

登山中のトラブルとして多い道迷いは、一般的に下山時に起こりやすいと言われていますが、ピストンの場合は同じ道を通るので、道迷いが起こりづらく、精神的にも安心です。
行きと帰りが同じピストンは、初心者向けの登山ルートだと言えます。

行き帰りが同じ道だと、他の景色を見ることができないのでちょっと損した気分になりがちですが、同じ道でも違う角度で見ることができるので、意外と新しい景色が発見できたりするんです。

ループとは?

ループ”は、ピストンや縦走に比べるとあまり聞き慣れない登山用語ですが、ピストンと縦走の要素を兼ね備えた登山ルートになります。
ピストンのようにスタート地点とゴール地点が同じですが、目的地まで登った後、違う道で下ってくる周回ルートなので、縦走のように登りと下りで全く違う景色を味わうことができます。

この周回ルートも右回りにするか左回りにするかで雰囲気が違ってくるので、それを選ぶのもまた面白いですね。

 

縦走とは?

そして最後は、登山上級者向けの登山用語である印象が強い“縦走”ですが、山頂から山頂へ、稜線伝いで歩きつないでいく登山ルートになります。
2つ以上の山を楽しむことができる登山ルートで、山登りの醍醐味を最も味わうことができるので、登山上級者の方を中心に人気があります。

もちろん、日帰りや低山でも縦走をすることはできます。
実際、わたしも日帰り低山での縦走を経験しました!

 

山までのアクセス手段が車の場合・・・

登山口近くまで車で行けるような山の場合、その周辺の駐車場や駐車スペースに車を停めて登山スタート!となるわけですが、そのような場合に消去されてしまう登山ルートが“縦走”です。
車で行ったからには車で帰って来なければならないわけなので、スタート地点とゴール地点が同じでなければなりません。
なので、こういう場合は必然的に“ピストン”か“ループ”、どちらかの登山ルートということに・・・

急な予定変更に柔軟に対応できる車は便利ですが、その一方で縦走には不向きというデメリットがあるんですね。
それから、下山後のビールが飲めない・・・というデメリットも(全く関係ない話ですが)。

 

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