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バーナーの一体型と分離型、それぞれの違いやメリット・デメリットは?

バーナーの一体型と分離型、それぞれの違いやメリット・デメリットは?

山ごはんを作るときに欠かせない“バーナー”。

登山用としていろいろなタイプが出ていますが、一番分かりやすい違いはその形状ですよね。
バーナーヘッドとガスカートリッジが直接くっついているか、離れているか・・・

それぞれ、一体型バーナー・分離型バーナーなどと呼んで区別されているようですが、それらの違いは形状のほかにどういったものがあるのでしょう?

バーナーは、単に「火がつけばOK」というものではありません。
登山では、バーナー本体だけでなくクッカーや燃料も一緒に持ち運ぶ必要があるので、重量・収納性・安定性・火力・調理のしやすさなど、いろいろなポイントを考えて選ぶ必要があります。

今回は、一体型バーナーと分離型バーナーそれぞれのメリット・デメリットについて、調べたことをまとめてみます!

一体型バーナーとは


バーナーヘッドとガスカートリッジが直結しているバーナーを、一体型バーナーまたは直結型バーナーといいます。

バーナー本体とガスカートリッジを直接つなぐ構造なので、ホースなどのパーツが必要なく、構造が比較的シンプル。

軽くてコンパクトに収納できるので、日帰り登山やソロ登山など、できるだけ荷物を軽くしたい場合に向いています。

一方で、バーナーヘッドにクッカーを乗せたときに高さが出る分、安定性に欠けます。

特に、大きくて重いクッカーや水をたくさん入れた鍋を乗せる場合は、ちょっとしたことでバランスを崩しやすくなるので注意が必要です。

山頂など、地面が平らではない場所で調理するときには、クッカーを置く場所にも気をつけたいですね。

また、バーナーの中ではもっともポピュラーなので、扱いやすさは一番。

初心者向けのモデルから、軽量化を追求したモデル、低温環境での使用を想定したモデルまで、選択肢が多いのも一体型バーナーの魅力です。

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メリット
  • 分離型バーナーより軽い
  • 分離型バーナーよりコンパクトに収納できる
  • モデル数が多く、山行スタイルによって選べる
  • 構造が比較的シンプルで扱いやすい
  • ソロ登山や日帰り登山の軽量化に向いている

 

デメリット
  • 高さが出る分、安定性に欠ける
  • 輻射熱により、ガスカートリッジが熱くなる
  • 大きなクッカーを使う場合は安定性に注意が必要

 

一体型バーナーは「お湯を沸かす」のが得意

一体型バーナーの特徴を活かしやすいのが、お湯を沸かすだけのシンプルな調理

例えば、

  • カップラーメン
  • フリーズドライ食品
  • スープ
  • 山頂コーヒー
  • 紅茶やココア

などです。

特に一人分のお湯を沸かすだけなら、大きなクッカーを使う必要もありません。

小型のクッカーと一体型バーナーを組み合わせれば、調理道具全体をかなりコンパクトにまとめることができます。

「山では料理をするというより、お湯を沸かして簡単なものを食べたい」

という人なら、一体型バーナーはかなり相性がよさそうですね。

分離型バーナーとは


バーナーヘッドとガスカートリッジが独立しているバーナーを、分離型バーナーといいます。

ガスカートリッジとバーナーヘッドをホースでつなぐタイプが一般的で、バーナーヘッドそのものを低い位置に設置できるのが特徴。

比較的重くてかさばりますが、バーナーヘッドの重心が低いので、大きなクッカーを乗せても安定感があります。

一体型バーナーのように、ガスカートリッジの上にクッカーが乗る構造ではないため、鍋全体を低い位置に置けるんですよね。

複数人分の料理を作る場合や、大きなクッカーを使う場合には、この安定性がかなり重要になってきます。

火の広がりが広範囲なので、大容量でも調理がスムーズにできます。

「山でもちゃんと料理をしたい!」

という人には、分離型バーナーのほうが使いやすいケースも多いでしょう。

また、バーナーヘッドとガスカートリッジが離れているため、クッカーからの輻射熱がガスカートリッジに伝わりにくいというメリットもあります。

ただし、これは「分離型なら絶対に安全」という意味ではありません

使用中はバーナーや燃料が熱くならないよう、メーカーが指定している使用方法を守ることが大切です。

メリット
  • 高さが出ない分、安定性がある
  • ガスカートリッジが熱くなりにくく、長時間の使用に適している
  • 火の広がりが広範囲で調理がしやすい
  • 大きなクッカーや複数人分の調理に向いている
  • 低い位置で調理できるので、鍋の安定感がある

 

デメリット
  • 一体型バーナーより重い
  • 一体型バーナーよりかさばる
  • モデル数が少なく、選択肢があまりない
  • ホースなどのパーツがある分、取り扱いに慣れが必要

 

分離型バーナーは「料理をする」のが得意

分離型バーナーのメリットを一番感じやすいのは、やっぱりしっかり料理をしたいとき

例えば、

  • 鍋料理
  • カレー
  • パスタ
  • 炒め物
  • 複数人分のスープ

など、大きめのクッカーを使う料理との相性がいいでしょう。

一体型バーナーに大きな鍋を乗せると、鍋の高さが出て不安定になりやすいですが、分離型なら低い位置に鍋を置くことができます。

山の中で料理をしているときに、鍋がグラグラしているとそれだけで気を使いますよね。

特にお湯をたっぷり入れたクッカーはかなり重くなるので、安定性はとても大切。

「山ごはんを本気で楽しみたい!」

という人なら、多少重量が増えても分離型バーナーを選ぶ価値はありそうです。

一体型と分離型、どちらが初心者向き?

初めて登山用バーナーを購入する場合、個人的には一体型バーナーのほうが扱いやすいと思います。

構造がシンプルで、バーナーとガスカートリッジを接続すれば使えるモデルが多く、持ち運びもしやすいからです。

また、日帰り登山であれば、わざわざ大きなクッカーを使って料理するケースもそれほど多くないでしょう。

山頂でお湯を沸かして、

「カップラーメンを食べる」
「コーヒーを淹れる」
「スープを飲む」

くらいなら、一体型バーナーで十分。

一方で、何度か山ごはんを作ってみて、

「もっと大きな鍋を使いたい」
「二人分、三人分の料理を作りたい」
「山でも炒め物をしたい」

となってきたら、分離型バーナーを検討してみるといいかもしれませんね。

クッカーとの相性も考えて選ぼう

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バーナーを選ぶときは、バーナー単体だけを見るのではなく、クッカーとの組み合わせも考えておきたいところ。

例えば、小型の一体型バーナーに大きなクッカーを乗せてしまうと、バーナーのゴトクからクッカーが大きくはみ出して、安定性が悪くなる場合があります。

逆に、大型クッカーを使うなら、ゴトクのサイズが大きく、鍋をしっかり支えられるバーナーのほうが安心。

つまり、

「どんな料理を作るか」→「どんなクッカーを使うか」→「どんなバーナーが必要か」

という順番で考えてみると、選びやすくなります。

風の強い山では「風」も重要なポイント

山でバーナーを使う場合、もうひとつ気にしておきたいのが

山頂や稜線では、平地よりも風が強くなることがあります。

風が強いと炎が流されてしまい、お湯がなかなか沸かなかったり、燃料を余計に消費したりすることも。

そのため、バーナーを選ぶときには、火力だけでなく風への強さも確認しておきたいですね。

ただし、風が強いからといって、自己流でバーナーを囲ってしまうのは注意が必要です。

特にガスカートリッジを覆うような使い方は、燃料容器が過熱する危険があります。

専用の風防が用意されている場合はメーカーの指定どおりに使用し、そうでない場合は無理に火を使わないという判断も大切です。

「お湯を沸かしたい!」という気持ちは分かりますが、強風時は安全第一ですね。

一体型バーナーの「輻射熱」に注意

一体型バーナーについて、もうひとつ覚えておきたいのが輻射熱

一体型の場合、ガスカートリッジの上にクッカーを置く構造になるため、調理内容やクッカーの大きさによっては、クッカーからの熱がガスカートリッジに伝わる可能性があります。

そのため、メーカーが指定しているクッカーサイズや使用方法を守ることが大切。

特に、大きな鍋や鉄板などを無理に乗せたり、バーナーを囲んで熱をこもらせたりするのは避けたいところです。

ガスカートリッジは高温になると非常に危険なので、

「乗せられるから大丈夫」ではなく、「その組み合わせで使用していいか」

を確認しておきましょう。

「山ごはんを楽しみたい」なら分離型も候補に

一体型バーナーは軽量性や携行性に優れていますが、分離型にも大きな魅力があります。

特に、

  • テント泊をする
  • 複数人で山ごはんを作る
  • 大きめのクッカーを使いたい
  • 鍋料理を楽しみたい
  • 山でも本格的な料理をしたい

という人なら、分離型バーナーを選ぶことで料理がかなり楽になる可能性があります。

登山道具は「軽ければ軽いほど正義!」と思ってしまいがちですが、軽量化しすぎて料理がしづらくなってしまうのも考えもの。

せっかく山まで持っていくのだから、自分がストレスなく使える道具を選ぶことも大切です。

まとめ

軽量性や携行性を重視する場合は一体型バーナーがおすすめですが、分離型バーナーでもゴトクを薄く折りたためるモデルが多いので、意外にコンパクトになります。

お湯だけ沸かせればOKという場合は、分離型バーナーではオーバースペックな印象。
一体型バーナーか、高効率型バーナーのジェットボイルが最適でしょう。


バーナーの形状によるメリット・デメリットだけでなく、自分の山ごはんスタイルがどんなタイプなのかも考えて選んでみるといいかもしれませんね。

例えば、

「軽くしたい・簡単に調理したい」なら一体型。

「安定性を重視したい・大きな鍋で料理したい」なら分離型。

「お湯を沸かすことが中心」なら、一体型や高効率型。

というように、自分の使い方をイメージしてみると選びやすくなります。

バーナーは、クッカーと並んで山ごはんの楽しさを左右する大切な道具。

最初から完璧な一台を選ぼうとするよりも、「自分は山で何を食べたいのか?」を考えてから選んでみるのがおすすめです。

そして、どのタイプを選んだとしても、実際の山で使う前に自宅や安全な場所で一度使い方を練習しておくことをお忘れなく。

火を使う道具なので、点火方法や消火方法、ガスカートリッジの接続方法などを事前に確認しておけば、山でも落ち着いて使えます。

「山頂でコーヒーを淹れたい」
「山でラーメンを食べたい」
「テント泊で鍋料理をしたい」

そんな自分の「山ごはんの夢」を思い浮かべながらバーナーを選ぶのも、登山の楽しみのひとつですよね!

⇒あなたはどのタイプ?山ごはんに必要な登山道具、バーナーとクッカーの選び方

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