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“山ごはんの日”とは?制定のきっかけとなった『山と食欲と私』その魅力を徹底レビュー

“山ごはんの日”とは?制定のきっかけとなった『山と食欲と私』その魅力を徹底レビュー

2016年に制定された“山の日”。
“8月11日=山の日”というのは世間一般にもだいぶ浸透してきたように思いますが、その2年後の2018年に制定された“山ごはんの日”はご存じでしょうか?
今回は、“山ごはんの日”とは一体どういう目的で制定されたのか、また、制定のきっかけとなった登山漫画『山と食欲と私』について、その魅力を徹底レビューしたいと思います!

 

“山ごはんの日”とは

山ごはんの日”は、毎年8月5日を“山ごはんの日”とすることを新潮社が一般社団法人 日本記念日協会に申請し、2018年、正式に認定を受けたもの。
どうして新潮社が申請したのかというと、新潮社のウェブマンガサイト“くらげパンチ”で連載中の『山と食欲と私』が累計で70万部を超える大ヒットとなったことから。


『山と食欲と私』の作者である信濃川日出雄さんによると、“山ごはんの日”の日付は、“山(8)”、“ごはん(5)”というダジャレに引っかけて作ったもので、深い意味はないとのこと。
山で食べる食事、つまり山ごはんの美味しさや楽しさを、より多くの人に知ってもらい、体験してもらうのが目的だそうです。

 

では、“山ごはんの日”制定のきっかけとなった登山漫画『山と食欲と私』とは、どういった内容の漫画で、どんな魅力がつまっているのでしょうか?
簡単なあらすじと『山と食欲と私』の楽しみ方について、徹底レビューしていきたいと思います!

 

『山と食欲と私』とは

『山と食欲と私』は、新潮社のウェブマンガサイト“くらげパンチ”で連載されている登山漫画です。
2015年から連載を開始、その後3年間で累計70万部となる人気漫画となりました。

山と食欲と私

1話完結10ページ程度という分量で、気軽に読めるのも人気の理由。
単行本は2019年1月現在、9巻まで発売されていて、価格は各巻562円。
電子書籍版(508円)もあります。

『山と食欲と私』のあらすじ

主人公は、27歳の独身女性、日々野鮎美。
普段は会社員として仕事をし、週末は趣味の登山を楽しんでいます。
鮎美が登山を始めたのは5年前。
当時の山ガールブームに乗ったのがきっかけでしたが、現在は「山ガール」と呼ばれるのを嫌い、自称「単独登山女子」と名乗っています。
鮎美が登山で一番楽しみにしているのは、山で食べる美味しいごはん(=山ごはん)。
多少荷物が重くなっても、山ごはん優先!
食材をバックパックに詰め込んで登山を楽しんでいます。

そんな鮎美が、日帰り登山や縦走、テント泊などさまざまな山行スタイルで登山をし、山ごはんを楽しんだり、絶景に見とれたり、山ならではのトラブルに見舞われたり・・・
登山シーンはもちろん、登山道具の手入れをする休日や食材の買い出し、登山雑誌を読みながら次の山行計画を立てるシーンなど、登山と食を絡めた日常シーンが描かれています。

『山と食欲と私』の魅力

魅力その①

『山と食欲と私』の最大の魅力は、何と言っても作中に登場する“山ごはん”。
決して高級食材を使ったり、手の込んだ料理をするわけではなく、どこにでもある身近な食材を組み合わせて、手軽に作れる山ごはんが描かれているのがポイントです。

しかも、描かれている山ごはんがどれもこれも美味しそう!
ほっかほかの湯気の感じや、香ばしい匂いが漂ってくるような焦げ目の感じ・・・
さらに、出来上がった山ごはんを美味しそうにほおばる鮎美の表情がいいんですよね~!

山と食欲と私

そんなシーンを見ているだけで、
食べてみたくなる→作ってみたくなる→山に行きたくなる
というわけなんです。

魅力その②

『山と食欲と私』には、山登りを趣味とする人ならだれでも一度は経験したことがあるようなエピソードが盛りだくさん!
登山道での渋滞で、追い越す追い越されるの気まずさを想像して、追い越すのを我慢したり、山頂に誰も来ないことに不安を感じたり。
ファスナーが開かなくて登山地図を出せない!なんていうトラブルも・・・

山と食欲と私

思わず共感してしまう“登山あるある”に、「分かる分かる!」「そうそう!」などとニヤけてしまったりするんですよね。
道迷いや下りでの転倒など、ちょっとハラハラしてしまうようなシーンもあったりして、戸惑いながらも前に進んでいく姿に共感してしまうんです。

 

魅力その③

魅力その②でも紹介した“登山あるある”は、もちろん登山中の失敗談に限ったことではありません。
山ごはんと一緒にビールを楽しんだり、下山後に温泉に浸かったり。
山小屋の名物料理を食べたり、満天の星空や日の出を眺めるなんていうシーンは、山でしか楽しめない贅沢な時間ですよね。

山と食欲と私

そんなシーンを見ていると、今すぐにでも山に行きたくなってしまう!
山に行きたくなるシーンが満載なのも、『山と食欲と私』の魅力でしょう。

魅力その④

作中では、登山に役立つワンポイントアドバイス的な情報もところどころ登場します。
例えば、登山に必要な持久力をつけるために、一時的に糖質を体内にため込んでおく“カーボローティング”。

山と食欲と私

それから、山歩きの基本中の基本、ジグザグ歩きも分かりやすく描かれています。

山と食欲と私

『山と食欲と私』は、1話完結型の漫画なので、毎回登場人物たちの名前などが簡単に紹介されるのですが、その紹介欄に書かれているミニ情報も面白い!
鮎美が『世界の果てまでイッテQ!』を毎週録画して観ているとか。

山と食欲と私

「きっと、イモトの登山コーナーが一番好きなんだろうな~」なんて想像したりすると、ますます親近感が湧いてくる!
このミニ情報は毎回変わる上、登場人物によってカラーが違うのも興味深いところです。

魅力その⑤

それから、こちらは知る人ぞ知るマイナーな魅力にはなりますが、鮎美が登った山を当てるというもの。
作中には山の名前は出てこず、「とある山」というような表現になっていますが、坂の名前や山頂からの景色、目印となるオブジェなど、その山に登ったことのある人だけが知っているような情報から山を特定することができるんです。
こんな楽しみ方ができるのも、『山と食欲と私』の魅力です。

 

まとめ

“山ごはんの日”制定のきっかけとなった『山と食欲と私』の魅力、感じていただけたでしょうか?
サクッと読めて、ほっこりしてしまうこと必至なので、ぜひ一度手に取って読んでみてください。
あなたもきっと鮎美ちゃんのファンになってしまうでしょう。


わたしもフォロワーさんがもっと増えたらいいな~笑
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