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あなたはどのタイプ?山ごはんに必要な登山道具、バーナーとクッカーの選び方

あなたはどのタイプ?山ごはんに必要な登山道具、バーナーとクッカーの選び方

前回、山ごはんに最低限必要な登山道具を簡単に挙げてみました。 ⇒山ごはん、山メシ、山料理!とにかく山でクッキングしたい!最低限必要な登山道具は?

それらの中でも、まず準備したいのがバーナーとクッカー
とくにバーナーは、山ごはん初心者にとってはハードルが高いので、どんなものを購入したらいいのか迷ってしまう登山道具ではないでしょうか。

「ガス缶ってどこに付けるの?」
「バーナーってどうやって火をつけるの?」
「クッカーは普通の鍋とは何が違うの?」

などなど、初めて山ごはんを始めると、分からないことが次々に出てきますよね。

それから、クッカーについても素材や形状がさまざまなので、これまた迷う・・・

バーナーとクッカーは一緒に使う物なので、相性も大事なはず!
なので、それぞれ個別に考えるというよりも、一緒に使ったときにしっくりくるものを選びたいものですよね。

しかも、登山では自宅での料理とは違って、道具をすべて自分で背負って運ばなければなりません。

料理のしやすさだけを優先して大きくて重たいものを選んでしまうと、今度は山を歩くのが大変になってしまう・・・。
逆に、軽量性ばかりを優先すると、「せっかく山に持ってきたのに、作りたい料理が作れない!」なんてことにも。

つまり、山ごはんの道具選びでは、「何を作りたいか」と「どれくらいの荷物なら背負えるか」のバランスがとても大切なんですね。

では、バーナーとクッカーはどのようにして選んだらいいのでしょう?

わたしなりに調べて理解したことをシェアしたいと思います。

あなたはどのタイプ?

ひと口に山ごはんと言っても、そのイメージや理想は人それぞれ。

カップラーメンやコーヒーを楽しめれば十分だという人から、焼いたり煮込んだりなど本格的に料理をしたい人まで、人によって山ごはんに抱く憧れや目的が違いますよね。

「山頂で温かいコーヒーが飲めれば満足!」という人もいれば、
「山の上でパスタや鍋を作ってみたい!」という人も。

どちらが正解ということではありません。

むしろ、自分が山でどんな時間を過ごしたいのかを考えて、それに合った道具を選ぶほうが、山ごはんを長く楽しめるのではないでしょうか。

最初から何でもできる道具をそろえる必要はありません。
まずは自分が一番やってみたいことを基準にしてみると、道具選びがぐっと簡単になります。

まずは、自分がどのタイプに当てはまるのかを知ることからスタート!

タイプ別バーナーの選び方

湯沸かし重視!シンプルタイプ

山では、コーヒーやフリーズドライのスープ、カップラーメンなどを作ることができたらそれで十分!という人は、湯沸かし重視のシンプルタイプ

バーナーとガスカートリッジを直結させる一体型のバーナーや、クッカーとバーナーが一体化している高効率型のバーナーがおすすめ。

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このタイプの魅力は、なんといっても準備と片付けが簡単なこと。

山頂に着いたらバーナーをセットして、お湯を沸かして、コーヒーやスープを楽しむ。
調理が終わったら片付けて、またザックに収納する。

本格的な料理をしないのであれば、これくらいシンプルなほうが使いやすいんですよね。

とくに登山初心者の場合、山ごはんのために大量の道具を持っていくよりも、まずは「お湯を沸かす」というところから始めてみるのもおすすめです。

カップラーメンやフリーズドライ食品なら、食材の準備もそれほど必要ありませんし、洗い物も最小限で済みます。

そして何より、山頂や稜線で飲む温かいコーヒーやスープは格別!

料理そのものよりも、山で温かいものを口にする時間を楽しみたいという人には、このシンプルなスタイルがぴったりだと思います。

また、荷物を軽くしたい日帰り登山や、できるだけ短時間で食事を済ませたい山行にも向いています。

炒め物や煮物など、ある程度本格的に料理をしたい人や、大人数用の大きなクッカーを使いたい場合は、バーナーとガスカートリッジが離れている分離型のバーナーがおすすめ。

ゴトクの重心が低いので安定感があり、火の広がりも広範囲なので煮炊きがスムーズにできます。


大きめのクッカーを使って料理をしたい場合、バーナーの安定感はかなり重要なポイント。

小さな鍋でお湯を沸かすだけならそれほど気になりませんが、鍋いっぱいに食材や水を入れると、クッカーはかなりの重量になります。

そのため、鍋を乗せたときにグラグラしにくい分離型バーナーは、本格的な山ごはんを楽しみたい人に向いています。

例えば、山で鍋料理をしたり、野菜を炒めたり、パスタを茹でたり・・・。
「山でも家と同じように料理を楽しみたい!」という人なら、こちらのタイプが候補になってくるでしょう。

もちろん、その分だけバーナー自体の重量や収納サイズは大きくなりがち。

なので、ソロで簡単な料理をするだけなのか、複数人で大きな鍋を囲みたいのかによっても選択が変わってきます。

タイプ別クッカーの選び方

湯沸かし重視!シンプルタイプ

とろみのないスープやラーメンを作ったり、湯沸かしをするだけなら、薄くて軽いチタン素材のクッカーか、薄くて丈夫なステンレス素材のクッカーがおすすめ。


湯沸かしが中心なら、クッカーに求める性能はそれほど多くありません。

「お湯を沸かせる」
「持ち運びしやすい」
「丈夫」
「収納しやすい」

このあたりを重視して選べば十分。

とくにチタンは軽量性に優れているので、少しでも荷物を軽くしたい人には魅力的な素材です。

一方で、クッカーで炒め物などをする予定がないのであれば、多少熱伝導率が低くても大きな問題にはなりにくいでしょう。

コーヒー用のお湯を沸かしたり、フリーズドライの食品を戻したり、ラーメンを作ったり・・・という使い方なら、シンプルで軽いクッカーのほうが使いやすいですね。

また、クッカーの容量も重要です。

一人分のお湯を沸かすだけなのに大容量のクッカーを持っていくと、それだけ荷物が増えてしまいます。

「一度にどれくらいのお湯を沸かしたいのか」を考えて、必要十分なサイズを選ぶのがおすすめです。

調理重視!本格派タイプ

煮たり焼いたり炒めたり、本格的に料理をするなら、厚みがあって熱伝導率の良いアルミ素材のクッカーを。

クッカーの内側にフッ素樹脂加工やセラミック加工が施されたものは、焦げ付きにくく、使い終わった後の汚れも拭き取りやすいです。

プリムス ライテック


山で料理をするなら、クッカーの熱の伝わり方はかなり重要。

炒め物をしているときに一部分だけ熱くなってしまうと、そこだけ焦げてしまったり、逆にほかの部分には火が通らなかったりすることがあります。

アルミ素材は熱伝導率が高いので、鍋全体に熱が伝わりやすく、炒め物や煮込み料理などに向いています。

また、フッ素樹脂加工などが施されているタイプなら、食材が焦げ付きにくいので、山での調理がかなり楽になります。

山では自宅のように大量の水を使って洗い物をすることができないので、「汚れを落としやすい」というのも意外と重要なポイント。

キッチンペーパーなどでサッと拭き取れるクッカーなら、片付けの手間も減らせます。

ただし、本格的な調理をする場合は、クッカーのサイズにも注意が必要です。

大きなクッカーはたくさん料理を作れる反面、その分だけ重量も増えます。

「せっかく山に来たんだから豪華な料理を!」と張り切りすぎて、食材も調理器具も大量に持っていった結果、ザックがパンパン・・・なんてことにならないようにしたいものですね。

シンプルタイプ・本格派タイプのいずれも、クッカーの鍋底に渦巻き加工が施されているものがおすすめ。

表面積が広くなって熱がより伝わり、ゴトクの上で滑りにくくなります。

このような鍋底の加工は、一見するとちょっとしたデザインのようにも見えますが、実際には熱効率や安定性に関係する重要な部分

山では風の影響を受けたり、平らな場所を確保できなかったりすることもあるので、できるだけ安定して調理できるものを選びたいですね。

バーナーとクッカーの相性もチェック

ここまで、バーナーとクッカーをそれぞれタイプ別に見てきましたが、最後に忘れてはいけないのがバーナーとクッカーの相性

バーナーは、クッカーの中に収納して持ち運ぶと省スペースになります。

このほか、食器などもクッカーの中に収納できたらなお良し!

登山では、ひとつの道具を単体で見るだけではなく、「全部まとめたときにどれくらいコンパクトになるか」を考えることも大切です。

例えば、クッカーの中にバーナーを収納できれば、それだけザックの中のスペースを節約できます。

さらに、ガスカートリッジ以外の小物やカトラリーなども一緒に収納できれば、山ごはんセットとしてひとまとめにできます。

「山ごはんを作ろうと思ったのに、バーナーを忘れた!」
「クッカーは持ってきたけど、ゴトクが入っていない!」

なんてことも防ぎやすくなります。

また、バーナーのゴトクとクッカーの鍋底のサイズが合っているかどうかも確認しておきたいところ。

小さなバーナーに大きすぎるクッカーを乗せると安定しにくくなることがありますし、逆に大きなクッカーを使いたいのにゴトクが小さいと、調理しにくく感じることがあります。

とくに大人数用のクッカーを使う場合は、クッカーの大きさとバーナーの安定性をセットで考えることが大切です。

そして、実際に購入する前には、できればバーナーとクッカーを重ねた状態や収納した状態も確認しておきたいですね。

クッカーの容量だけを見て選んだら、バーナーが中に入らなかった・・・ということもあります。

「調理するとき」だけではなく、「ザックに入れて持ち歩くとき」までイメージするのが、山道具選びのポイントなのかもしれません。

まとめ

山ごはんの道具選びは、料理の内容によって正解が変わります。

コーヒーやスープ、カップラーメンなど、湯沸かしが中心なら、軽量でコンパクトな一体型バーナーとチタンなどの軽量クッカー。

炒め物や煮込み料理など、しっかり料理を楽しみたいなら、安定感のある分離型バーナーと熱伝導率の良いアルミクッカー。

というように、「何を作りたいか」を先に決めると、必要な道具も自然と絞り込めてきます。

そして、もうひとつ大事なのが荷物の重さとのバランス

山ごはんは楽しいけれど、料理道具を持って歩くのも登山の一部。

「あれも作りたい、これも作りたい」と道具を増やしていくと、気が付けば山ごはんだけでかなりの重量になってしまうこともあります。

最初はできるだけシンプルな道具から始めて、実際に山で使ってみながら「もう少し大きいクッカーが欲しい」「この料理を作るなら別のバーナーが必要かも」と、自分のスタイルに合わせて少しずつ道具を増やしていくのも楽しそうですね。

バーナーは、クッカーの中に収納できるか。
クッカーは、作りたい料理に合っているか。
ゴトクとクッカーのサイズは合っているか。
そして、全部まとめたときに無理なく持ち運べるか。

このあたりをチェックしておけば、山ごはん初心者でも自分に合った組み合わせを見つけやすいと思います。

コンパクトに収納できるかどうか、バーナーとクッカーの相性確認もお忘れなく。

山頂で温かいコーヒーを飲むだけでも、山でちょっと本格的な料理をするだけでも、いつもの登山とはまた違った楽しみ方ができるのが山ごはんの魅力。

自分の登山スタイルに合ったバーナーとクッカーを見つけて、山での食事時間を楽しんでみたいですね!

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