
本格的に「山登りを始めよう!」と思ったら、登山道具をそろえる必要がありますが、初めから登山道具を全部そろえるのは金銭的にも大変ですし、選ぶのも難しいですよね。
登山用品店に行ってみると、靴ひとつ、ウェアひとつとっても種類がものすごく多くて、「いったい何を選べばいいの?」となってしまうのも初心者あるある。
しかも、登山道具は普段使っているものより高価なものも多いので、最初からあれもこれもと買いそろえるのはなかなか勇気がいります。
ですが、初めての山登りで登山道具を全部そろえる必要はないんですよ。
初心者向けの日帰り登山であれば、登山道具のほとんどは手持ちの代替品で十分まかなうことができます。 ⇒山登り初心者にぴったりな山の選び方は?標高差や歩行時間をチェック!
たとえば、帽子やタオル、飲み物、行動食などは普段使っているものでもOK。
季節や山の状況、コースの難易度に合わせて、必要なものから少しずつ買い足していけばいいんです。
とはいえ、「じゃあ、何から買えばいいの?」という疑問は残りますよね。
今回は、山登りを始めるにあたって、最初にそろえるべき登山道具を3点だけピックアップしてみました。
まず手始めに何から準備すればいいのか分からない人は、とりあえず山登りで三種の神器と言われている登山道具3点からスタート!
最初にそろえるべき山登り三種の神器はこの3点!

山登りを本格的に始める場合、最初にそろえるべき登山道具は以下の3点。
- 登山靴
- レインウェア
- バックパック
この3つに共通しているのは、単なる「あると便利な道具」ではなく、安全に山を歩くための基本装備だということ。
特に登山を続けていくつもりなら、最初から自分の体に合ったものを選んでおくと、その後の山登りがぐっと快適になります。
逆に、安さだけを優先してしまうと、「やっぱり買い直したい!」となってしまうことも。
もちろん、最初から高価なものを買う必要はありません。
大切なのは、値段よりも自分がこれから登りたい山や登山スタイルに合っているかということだと思います。
山には、遊歩道を歩くような観光地化された山から、岩や木の根が露出した登山道を歩く山までいろいろありますが、観光地から一歩踏み出して本格的な山登りをする場合、何と言っても重要なのはしっかりとした登山靴!
登山道の勾配が大きくなると、足元は不安定になるので、滑りにくいソールの登山靴を用意しないとケガにつながる恐れがあります。
また、登山では平坦な道を歩くだけではなく、石や木の根をまたいだり、ぬかるんだ道を歩いたり、下り坂を歩いたりすることもあります。
普段のスニーカーでは歩きにくい場所でも、登山道に適した靴なら足元を安定させやすくなります。
以前、地元の低山へ、山登り経験ゼロの妹と一緒に登ったことがあるのですが、そのとき妹が履いていたのは、ごく普通のスニーカー。
靴底が平らなので、つるつるした岩やサラサラな砂の斜面で何度も滑って転んでいました。
一方、登山靴を履いていたわたしのほうは、足が痛くなることはあっても滑るようなことはなかったので、「やっぱり登山靴って違うんだなー」と、当たり前のことに感動していました。
スニーカー登山で滑って転ぶという経験をしたにもかかわらず、思いのほか山登りにハマってくれた妹。
その後、2人で登山靴を買いに出かけたことは言うまでもありません。
そして、登山靴を選ぶときにもうひとつ大切なのが「自分の足に合っているか」ということ。
登山靴は、ただサイズが合っていればいいというものではありません。
つま先が靴の中で当たっていないか、かかとが浮かないか、足幅がきつくないかなど、実際に履いて確認することが大切です。
特に下山では、足が靴の中で前に滑りやすくなるので、登りだけでなく下りをイメージして試着したいところ。
登山用品店で試着するときには、実際の登山用ソックスを合わせてみるのもおすすめです。
「見た目が気に入ったから」「人気の商品だから」だけで決めず、自分の足との相性を最優先にしたいですね。
それから、天候の変わりやすい山では、レインウェア(上下)が必須アイテム!
「天気予報は晴れだから、持って行かなくてもいいんじゃない?」なんていうのは言語道断です。
山の天気は、登山口と山頂で大きく異なることもあります。
出発するときは晴れていても、標高が上がるにつれて雲が出てきたり、突然雨が降ってきたり、風が強くなったりすることも。
たとえ夏場でも、風が強い山中で全身が濡れてしまうのは危険。
低体温症にならないまでも、体調を崩してしまう可能性は高いので、レインウェアは絶対に持って行きましょう。
雨が降っていなくても、風が強い稜線では体を冷やさないための防寒着として代用することもできます。
レインウェアを選ぶときは、上下が分かれているセパレートタイプがおすすめ。
ポンチョや簡易的な雨具に比べて動きやすく、風雨の強い状況でも対応しやすいからです。
また、汗による内部の湿気を逃しつつ、外部の雨をシャットアウトする、透湿防水性素材のものを選ぶようにすると、悪天候でも安心ですね。
レインウェアは「雨の日だけ使うもの」と思いがちですが、実は登山中の防風着・防寒着としても使える便利なアイテム。
「今日は晴れているから出番はなさそう」と思っても、バックパックの中に入れておく価値は十分にあります。
そして、購入したら一度は自宅で上下を着てみて、動きやすさを確認しておくのもおすすめ。
山の中で突然雨が降ってから「どうやって着るんだっけ?」となると大変ですからね(笑)。
そして、レインウェアを入れて持ち歩くためのバックパックも必要ですよね。
日帰り登山なら、容量は20~30リットルあれば十分。
長時間、長距離の山歩きでも荷物の重さが気にならないように、体に合った登山専用のものを選ぶのがおすすめです。
普段使っているリュックでも、近所のハイキング程度なら対応できる場合がありますが、本格的な登山では登山用バックパックのほうが快適。
背負ったときのフィット感や荷物の揺れにくさ、肩や腰への負担などが大きく違ってきます。
特にチェックしたいのが、背負ったときに体にしっかりフィットするかどうか。
登山中は長時間荷物を背負って歩くことになるので、少しの違和感でも積み重なるとかなりの負担になります。
ショルダーハーネスやウエストベルトなどを調整して、自分の体に合わせられるものを選びたいですね。
また、レインウェアや防寒着、水、行動食、ファーストエイドキットなど、登山では意外と荷物が増えます。
容量だけでなく、荷物を出し入れしやすいか、必要なものをすぐ取り出せるかという点もチェックしておくと便利です。
そして、個人的にバックパック選びで大切だと思うのが、「実際に荷物を入れて背負ってみること」。
空っぽの状態で背負って「軽い!」と思っても、実際に荷物を入れると印象が変わることがあります。
登山用品店では、可能であれば荷物を入れた状態を想定して試着してみるといいですね。
まとめ。初心者はまず登山靴・レインウェア・バックパックの三種の神器を買おう!
以上の3点が、山登りで三種の神器と言われている登山道具になります。
これらのアイテムを身につけた姿を想像してみると、だいぶ登山者らしい雰囲気にはなりますよね。
登山靴を履いて、レインウェアをバックパックに入れて、登山用のバックパックを背負う。
これだけでも、「いよいよ山登りを始めるんだ!」という気分になってきそうです。
ただし、これらはあくまでも最初にそろえるべき登山道具にすぎません。
快適で安全な山登りをするためには、ほかにもまだまだ準備しておきたい登山道具があります。
たとえば、帽子、登山ウェア、グローブ、トレッキングポール、ヘッドランプ、ファーストエイドキット、水筒、地図など。
季節や山の状況によっては、防寒着やチェーンスパイクなどが必要になることもあります。
でも、だからといって最初から全部買う必要はありません。
まずは「次に登る山に必要なもの」を考えながら、ひとつずつそろえていけばOK。
山に何度か登ってみると、「これは必要だった」「これは意外と使わなかった」ということが分かってきます。
登山道具選びは、山登りを始める前から楽しめるのも魅力のひとつ。
「あの山に行くなら、この靴がいいかな?」
「このレインウェアなら雨の日も安心そう!」
「次はもう少し容量の大きなバックパックが欲しい!」
・・・なんて考えながら、少しずつ自分の登山スタイルを作っていくのも楽しいですよね。
まずは登山靴・レインウェア・バックパックの三種の神器から。
そして、自分が登りたい山、季節、歩く距離や時間に合わせて、必要な登山道具を少しずつ増やしていく。
焦らず、楽しみながらそろえていけば、それで十分!
安全に山を楽しむための道具を少しずつそろえながら、自分だけの登山スタイルを作っていきたいですね。

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