山頂に立ったときによく見かける、上面に+の記号が彫られている四角柱。
形は四角柱ですが、この標石が三角点と呼ばれるものですね。
わたしは三角点を見かけると必ずと言っていいほど、三角点にタッチをして記念撮影をするのですが、山頂でいくら探しても三角点が見当たらないことがあり・・・
これまで、山頂には必ず三角点があるものとばかり思い込んでいましたが、どうもそうではないようです。
そこで今回は、
- 山頂でよく見かける三角点とは一体何なのか
- 三角点がある山とない山にはどんな違いがあるのか
について調べたことをお話ししますね!
三角点とは?
四角なのに三角点!
そもそも三角点とは、三角測量を実施したときに、地表に置かれた基準点のことを指します。
三角点は別名、標石とも呼ばれていて、基準点となる位置に花崗岩でできた四角柱が埋め込まれています。
地図で見ると、三角点の地図記号はこんな形。
三角点という名前からはもちろん、地図記号からも三角のイメージをもたれる人は多いと思いますが、実際の三角点は四角柱なんですよねー
どうして三角柱ではダメだったのか気になるところですが、そこはスルーしておきたいと思います。
三角点はどこにある?
※写真は生駒山上遊園地にある三角点。
三角点は見晴らしのよい場所に設置されることが多いため、山頂に多く見られます。
山頂に多く見られる・・・ということは、必ずしもすべての山頂に三角点があるというわけではないということで、場所によっては丘の上や公的な建物の屋上などに設置されている場合もあるんだとか。
言われてみれば、山頂以外でも三角点を発見したことがあったような覚えが・・・
山登りをして山頂に立ったときに、いくら探しても三角点が見当たらなかったのはそういうわけだったんですね。
三角点には等級がある
三角点には、一等から四等までの4種類の等級があります。
それぞれ、一等三角点、二等三角点などと呼ばれて区別されています。
ちなみに、三角点を示す四角柱、標石自体のサイズも、等級によって違うということが分かりました。
- 一等三角点:一辺が18㎝
- 二等三角点:一辺が15㎝
- 三等三角点:一辺が15㎝
- 四等三角点:一辺が12㎝
三角点がある山とない山の違いは?
田部井淳子さん著の『山の単語帳』を見ると、「一等三角点がもっとも遠くまで見晴らしが利く場所」であるとされているようです。
三角点について調べていて意外だったのは、一等三角点が設置されている山頂の約4割は標高500m以下の低山だということ。
見晴らしの良さが必ずしも標高に比例するものではないということを表していますね。
なるほど、日本百名山でもある西吾妻山は、山頂からの眺望が残念なことでも知られていて、山頂に三角点はありません。
西吾妻山の二等三角点は、その隣の西大巓の山頂に設置されていますが、西大巓山頂からは見晴らしが良いので納得!
見晴らしの良さが三角点のある・なしに関係しているということが分かりました。
わたしの三角点コレクション
三角点について大体のことが分かったので、最後に、これまでわたしが記念撮影してきた三角点をご紹介したいと思います。
雨呼山/山形百名山
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雁戸山 カケスヶ峰/山形百名山
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⇒【山形神室岳】3つのピークを越えて山形神室岳まで
まだまだ三角点コレクションは続きます!
三角点を設置するのに
大変な苦労をしています
少しのずれも許されないのですが
それを足で踏むのは許されない事です
足で踏む写真は 気持ちの良いものではありません
三角点 もう少し勉強してください
nanahahaさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
三角点の設置をされていらっしゃるとのこと、ご苦労様です。
写真をご覧いただければ分かるかと思いますが(写真は削除しました)、三角点に足を添えているだけで、決して踏んでいるわけではありません。三角点に足を添えるのがそれほど悪いこととは考えも及びませんでした。
今後は気をつけたいと思います。
ご指摘ありがとうございました。