先月の西風蕃山~太白山縦走で、登りきれず悔しい思いをした蕃山へ、今日は再チャレンジしてきました!
せっかくの再チャレンジなので、寄り道して蛇台蕃山にも。
さらに今回は、山ごはんにも初チャレンジしたので、その様子も併せてレポートしたいと思います。
蕃山の登山コース
蕃山の登山コースは、標識のあるコースが6本ほど。
- 山岸コース
- 蕃山見晴台コース
- 栗生西コース
- 栗生東コース
- 西花苑コース
- 大梅寺コース
蕃山の登山コース出典:『宮城県の山 (分県登山ガイド)』
それ以外にも無数の踏み跡があり、往路の組み合わせを考えると登山コースはまさに無限大。
それぞれの登山コースをシンプルにピストンしても良し、国道48号線を利用して周回しても良し、複数の登山コースをつなぎ合わせてジグザグに歩いても良し。
自分だけの登山コースを設定する楽しみ方ができます!
山岸コース登山口~西風蕃山山頂
前回、西風蕃山~太白山の縦走登山で、電車の運休や遅延が重なってヤキモキしたこともあり、仙山線は何かと信用できないので、今回は車で出発。
山岸コースは、登山口に広い駐車場があるとのことだったので、今回は山岸登山口からのスタートです!
山岸コースの登山口は、宮城県仙台市青葉区栗生にある“昭和シェル”や“しまむら”から国道48号線を挟んで南側にあります。
これがなかなか分かりづらくて、山形側から向かって、一度通り過ぎてしまいました。
(後から考えてみると、通り過ぎなければたどり着けなかったかも・・・)
Uターンして右手に“昭和シェル”や“しまむら”が見えてきたら、左折する小さな道に思い切って入るのがポイントです笑
左折した先は広い空き地になっていて、蕃山への登山者はここに駐車することができます。
こちらは、『ホタルの里』という名のビオトープとして地元の人々に親しまれているようです。
地元の小学生が作った素敵な案内図がありました。
最初、蕃山の登山口がどこだか分からず、しばらくビオトープ内を歩いていました・・・
「この先行き止まり」の看板を目にしてやっとそのことに気づき、駐車場まで引き返すと、他の登山者が反対方向に向かっていくのが見えました。
ついていってみると、蕃山の登山コース案内図を発見。
ようやく登山口を見つけることができました!
“カブトムシの森”という看板があります。
序盤から一気に標高を稼いでいきます。
苦手な杉林の中も、日が差し込めば不気味さ半減!
むしろ杉の凛とした姿に神々しささえ感じます。
ロープが張られた坂。
ロープが用意されているだけあって、わりと急です。
こんなところ、先月登った栗生西コースにはありませんでした。
⇒【西風蕃山~太白山】もう山なんて…西風蕃山→萱ヶ崎山→太白山、道迷い縦走
徐々に展望が開けてきました。
“みはらし台”があるようですが、すでに先客がいらっしゃるようなので下山時に寄ってみることにします。
懐かし(と言っても1か月前ですが)の鉄塔にまた出会えました!
西風蕃山山頂~蛇台蕃山山頂
西風蕃山に到着したら、まずは気になっていた蛇台蕃山へ。
鉄塔から西へ向かう道があるので、その道を下っていきます。
下り始めてすぐ目に入ってきたのは、御神木のようなオーラがある、空洞化した大木。
わぁ~!空が見える!!
これは必見の価値ありです。
では改めて、蛇台蕃山まで行ってきまーす!
いくつか偽ピークを越えると、あっという間に蛇台蕃山山頂に到着しました!
蛇台蕃山の標高は366m。
三角点は真っ赤です。
蛇台蕃山山頂からの景色はこんな感じで、あまり良いとは言えません。
ここで行き止まりかと思っていましたが、さらに“黒滝”、“弥勒寺”へと道が続いているようです。
西風蕃山山頂~蕃山開山堂
さて、再び西風蕃山へと引き返して、いよいよ前回行けなくて涙をのんだ蕃山開山堂へと出発です!
ここから蕃山開山堂までは1.06km。
西風蕃山から蕃山開山堂までは、ほぼ平坦な登山道の稜線歩きになります。
木が真っ二つ・・・!
東に伸びたなだらかな稜線は雑木林の明るい登山道で、南北を吹き抜ける風が気持ちいい!
特に苦労することもなく、最終目的地の蕃山開山堂に到着です!
先月の太白山縦走で、泣く泣く諦めてたどり着けなかった蕃山にやっと来ることができましたー!
蕃山の山頂には、このようなベンチが設けられています。
蕃山山頂、特等席からの眺め。
南側が開けていて、仙台市南部の市街地や遠くに太平洋を望むことができます。
もっと天気が良ければ、太平洋を航行する大型フェリーの姿を見ることができるんだそう。
山の上から海を眺めることができるなんて、さぞかし贅沢な気分を味わえることでしょうね!
蕃山山頂にて山ごはん
時刻はちょうどお昼の12時を回っていたので、蕃山の山頂でお昼ごはんを食べることにします。
そのつもりで今回はいろいろ準備してきたんですよ~
まずは、山フライパンの深型でポットのお湯を温め直して餅を投入。
餅が柔らかくなったらシェラカップにとって、上にあんこをかけたらあんこ餅の出来上がり~。
山フライパンに残ったお湯の中にチキンラーメンとフリーズドライの野菜、乾燥わかめ、そして卵を落としたら、餅入りチキンラーメンの完成です!
今回、初めて山ごはんらしき料理を作ったんですよね。
やっぱり、山で食べるごはんって最高♡笑
お腹いっぱいになって山頂からの眺望を十分楽しんだら、ぼちぼち後片付けをして下山です。
みはらし台
下山時、後で寄ることにしていた“みはらし台”へ寄ってみました。
“みはらし台”はちょっとした広場になっていて、腰をかけて休めるベンチが置かれています。
“みはらし台”とは言うものの、手前の樹々が邪魔をして見晴らしはそれほど良くありません。
・・・が、樹々の間から大きな観音様の姿がしっかり見えました。
ここまでこれと言って難所という難所はなかった蕃山ですが、山岸コースの一部、ロープが張られている急坂は枯れ葉が積もっていて下山時は滑りやすかったです。
傾斜も結構あるんですよー
横から見るとこんな感じ。
最後は登山道の序盤によく見られる光景。
杉林の中を歩いて・・・
そして、これまた杉林の中を歩いているとよく遭遇する光景。
倒れている杉の木をまたいで・・・
駐車場に到着しました。
おまけ:定義山
前回の太白山縦走とは比べ物にならないくらい、あまりにあっけなく終わってしまったので、定義山に寄り道してみることに。
定義如来西方寺と・・・
人類の恒久平和を祈念するシンボル、五重塔です。
一通りお参りしてから、名物の”三角油揚げ”をいただいてきました。
温かい”豆乳”がだいぶぬるかったのが残念でしたが、”三角油揚げ”はサクサクで、期待を裏切らない美味しさでした!
山登りは、自分の体力に見合ったレベルの活動に徹底するのが一番。
余裕をもって楽しむことができますね!
山行記録まとめ
活動時期
2019/03/02(土) 10:20~14:13
軌跡・時間・距離
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