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山中の避難小屋、一般的な山小屋とは何が違う?宿泊はできる?

山中の避難小屋、一般的な山小屋とは何が違う?宿泊はできる?

登山中、山の中で見かける無人の避難小屋
管理運営されている一般的な山小屋とはその目的がちょっと違うらしいのですが、一体何が違うのかご存知ですか?
山小屋=山中泊というイメージが強いですが、避難小屋に宿泊することはできるのでしょうか?

今回は、避難小屋とは何なのか、その設置目的や利用ルールについて調べてみました。

 

避難小屋とは?

避難小屋

そもそも、避難小屋とは一体何なのか、まずはその設置目的についてまとめてみますね。

避難小屋は、管理人が常駐していない山小屋のひとつで、寝具や食事提供、炊事道具のない、緊急避難用施設を指します。
悪天候やケガなどのアクシデントで動けなくなった場合、緊急時の待避場所として利用することができます。
食料や燃料、寝具などはありませんが、避難小屋に入れば雨風や雪をしのげます。
これが避難小屋の主な設置目的になります。

そのほか、山中での宿泊が必要なコースで、テント利用は自然へのダメージが大きいとして、簡易の宿泊先として設置された避難小屋もあります。

 

避難小屋に宿泊することはできるの?

避難小屋 蔵王山

結論から言うと、避難小屋への宿泊は可能。
基本的には無人で、宿泊も無料です。
ただし、山域によっては例外も多く、待避場所として設置された避難小屋の場合は、緊急時のみ宿泊できることになっています。

例外:北海道や東北の場合

登山者の多い山域には、夏期のみ管理人が常駐する避難小屋があります。
その期間中は、宿泊が有料(1000~2000円ほど)になります。

例外:北アルプスの場合

一般的な営業小屋の数が多いため、避難小屋の位置づけはあくまでも一時待避する場所。
なので、宿泊を前提とした山行計画はNGです。

例外:南アルプスの場合

特種東海フォレスト管理の南アルプス南部の避難小屋は、夏期のみ管理人が常駐します。
有料で、レトルトの軽食と寝具の提供があります。
夏期以外は無人の避難小屋として開放されます。

例外:奥多摩の場合

悪天候やケガを負って動けないなどの一時待避所として、緊急時のみ利用することができます。
このタイプの避難小屋にはトイレも設置されていない場合が多いようです。

 

山小屋と避難小屋、登山地図での違いは?

山小屋と避難小屋は登山地図上でもこのような違いがあります。

山小屋 避難小屋 登山地図参照:『山と高原地図

屋根の色 壁の色
通年営業の山小屋
期間営業の山小屋
避難小屋など

 

避難小屋に宿泊する場合は、寝具や炊事道具、食料を持参するのが基本。
避難小屋には照明もないので、ヘッドランプのほか、小型のLEDランタンがあると快適に過ごすことができそうですね。

 

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