“花の百名山”として知られている山があるように、さまざまな高山植物との出会いも山登りの楽しみのひとつですよね。
山登りを始める前からの趣味が“ガーデニング”というわたしにとって、登山中に目にする素朴で可愛らしい高山植物は、園芸品種とはまた違う魅力があって、とても惹きつけられる存在です。
「高い山の上で健気に咲いている花たちの名前を知ることができたら、山登りがもっと楽しくなるに違いない!」
そう思って購入したのがこちら、『高山植物ハンディ図鑑』。
ハンディ図鑑というだけあって、携帯に便利なサイズ感のコンパクトな高山植物図鑑で、色から高山植物の名前を調べることができます。
登山中、花を色で指し示すのはよくあるシチュエーションですよね。
例えば、「あそこに咲いている赤紫色の花、トゲトゲが痛いから気をつけてね!」とか。
その花の名前が“アザミ”だと分かっていても、同行者みんながみんな名前を知っているわけではないので、どうしても色で伝えることが多くなります。
やっぱり、花の特徴を伝えるときに絶対に欠かせないものが色なんですよね。
これは、図鑑で高山植物の名前を調べるときにも当てはまることで、色から調べることができるというのはとても便利!
逆に言えば、わたしのようなビギナーの場合、花の色からしか調べようがないとも言えます。
その点、わたしが愛用している『高山植物ハンディ図鑑』は、植物が花の色(白~黄色、赤~赤紫、青~青紫、緑=茶色)で分類されているので、ビギナーにおすすめ。
高山植物の名前を色味から感覚的に調べることができるので、難しい知識は必要ありません。
ちなみに、先ほど例に挙げた“アザミ”は、赤~赤紫色のページを見ればすぐに見つけることができました。
写真が掲載されている高山植物の数は約360種類。
ビギナーのわたしには多くもなく少なくもなく、ぴったりの掲載数だと思います。
わたしが月山で一目見て大好きになった花、“ウスユキソウ”の種類も、このようにしっかりと掲載されていました。
今では、登山中に撮った高山植物の写真を図鑑と照らし合わせながら、花の名前を覚えるのがリラックスできる時間になっています。
山登りから写真、写真から高山植物へと、どんどん楽しみが広がっていくのがうれしいです。
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