難易度が高い幌尻岳の渡渉
難易度が高い上級者向けの日本百名山の中でも、とくに登頂が困難だとされている山が、北海道にある日高山脈の最高峰・幌尻岳(ぽろしりだけ)。
幌尻岳は、北海道にある日本百名山の中では間違いなく最難関の山として位置づけられています。
日本百名山をすべて制覇した完登者に印象に残った山をたずねると、幌尻岳の名前がよく出てくることにもその難易度の高さが表れているような気がします。
この幌尻岳、標高だけ見ると2052mで決して高い山の部類ではありません。
いわゆる、“3000m級の山”ではないんですよね。
ですが、標高差のある急斜面を登らなければならない上、水量のある沢を何度も繰り返し渡って行かなければなりません。
その数といったら、なんと15回以上!
しかも、この幌尻岳は日本有数のヒグマの生息地・・・
想像するだけで厳しい山だということが分かりますよね。
仮に、急斜面を登ることやヒグマに遭遇してしまう可能性を除いたとしても、沢を渡る技術が必要となる幌尻岳への登山はやっぱり難易度が高いことに変わりありません。
今回は、沢を渡るということ(=渡渉)についてのお話です。
渡渉とは?意味や読み方は?
“渡渉”とは、川や沢を歩いて渡ること。
読み方は、“としょう”と読みます。
“渡る”も“渉る”も、間を遮るものを越えて向こう側に移るという意味になりますが、とくに間を遮るものが水の場合、“渉る”と表記することがあるそうです。
渡渉と一言で言っても軽いものからそうでないものまでいろいろあり、長雨の後に山登りに行くと、普段は何でもないところが小さな沢のようになっている場合も。
沢渡りの技術は習得しておくことに越したことはないですね。
渡渉のある日本百名山一覧
登山者の中には、渡渉だけはどうしてもチャレンジできない・・・という人もいるでしょう。
逆に、沢渡りが大好きで、渡渉のある山を好んで登る人もいますよね。
そこで、日本百名山の中で渡渉のある山をピックアップしてみることにしました。
※あくまで地図や資料から読み取った情報なので、間違いがあったら申し訳ありません。
その場合は、コメントにてご指摘くださいね。
※情報を入手次第、更新します。
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