山登りをするときにどうしても欠かせない相棒といったら、何と言っても登山靴(トレッキングシューズ)!
何度も試し履きをして慎重に選んだトレッキングシューズは、できるだけ長く愛用したいものですよね。
そこで今回は、トレッキングシューズを長持ちさせるメンテナンス方法として、下山後のお手入れの仕方や保管方法について見ていきたいと思います!
目次
トレッキングシューズに汚れはつきもの!
ぬかるみや水たまり、土ぼこりのひどい場所など、登山中はトレッキングシューズにとって過酷な環境の連続。
どんなに気をつけて歩いていても、登山道の状態が良くなかったり、思わぬところで泥だらけになってしまったり、なんてことは山登りをしていればしょっちゅうですよね。
わたしも、ぬかるみを隠すように積もっていた落ち葉にだまされて、思いっきり泥の洗礼を受けたことは記憶に新しく・・・
⇒【高取山】中山町の高取山で紅葉狩り!秋晴れ登山①
帰宅後、即刻トレッキングシューズのお手入れをしました。
上の写真のようにガッツリ泥にハマってしまった場合はもちろんですが、山に行けば少なからずトレッキングシューズは汚れるものなので、下山後のメンテナンスは必須。
トレッキングシューズに土汚れをつけたままにしておくと、カビやひび割れの原因になってしまいます。
なので、山から帰ったら、できるだけ早めにお手入れをする必要があるんですね。
これだけはやっておきたい!下山後のお手入れ方法①
無事下山して帰宅したら、一刻も早く寝てしまいたい・・・
下山後は、トレッキングシューズのお手入れどころではないほど疲れていることがほとんどでしょう。
ですが、そんな中でもやっておきたいことが一点だけあります。
それは、インソールを外しておくこと。
インソールを外す
トレッキングシューズの中敷きであるインソールは、登山中に出た汗をダイレクトに吸収しているため、トレッキングシューズとインソールの間に湿気が溜まります。
なので、インソールをトレッキングシューズの外に出してしっかり乾かしておくことが大事。
この作業だけは、疲れていても山登りをしたその日のうちにやっておきましょう!
帰宅後だけでなく、山小屋に着いたときにも習慣化しておくといいですね。
トレッキングシューズのメンテナンスに必要なもの
先日、石井スポーツでもらってきたメンテナンスブック、『トレッキングシューズのお手入れ』によると・・・
下山後のメンテナンスに必要なものは、主に以下の3点。
- ブラシ
- 防水スプレー
- レザーワックス(※素材による)
というわけで、使えそうなものを集めてみました。
・・・と言っても、現状あったのはこれだけですが笑
ブラシはいいとして、この『はっ水・防汚スプレー』は、スキーウェア用にスポーツ用品店で購入したもの。
トレッキングシューズに使えるかは、はなはだ疑問です。
“布製品用”って書いてありますしね。
その前に、まず、自分のトレッキングシューズの素材がどういうものでどんな防水スプレーが使えるのか全く分からない!笑
とりあえず、トレッキングシューズの素材を知ることが先決なので、購入したモンベルの公式サイトで調べてみました。
わたしのトレッキングシューズは、モンベルのツオロミーブーツ。
探してみたら、型落ちしたのか、なんとアウトレット商品になっていました。
出典:モンベル
そう言えば、トレッキングシューズの寿命は5年というのを聞いたことがありますが、わたしのトレッキングシューズは5年前に購入したもの。
5年の間、ぶっ続けで活用させてきたわけではないので劣化を感じたことはありませんが、型落ちしていることを知って月日の流れを感じてしまいました・・・
と、本題からズレてしまいましたね!
以下は、わたしのトレッキングシューズの素材説明。
【アッパー】しなやかで耐摩耗性に優れ、ゴアテックスファブリクスの透湿性を最大限に生かすポリエステルニットを採用し、高い剛性を持つ2.2mm厚の高品質ヌバックレザーと合成皮革で部分的に補強を施しています。
ゴアテックス素材で、部分的に皮革素材&合成皮革素材。
なんだか複雑・・・
ということで、防水スプレーはやっぱりトレッキングシューズ専用のものを登山用品専門店で購入したほうが良さそうです。
例えば、これらの撥水スプレー。
オールラウンドタイプのもので、皮革製品やゴアテックスにも対応しているとのことなので、難しいことを考える必要がなくていいですよね!
なるべく早くやっておきたい!下山後のお手入れ方法②
下山した当日にインソールを外した後、なるべく早くやっておくべきメンテナンスは、トレッキングシューズについた土汚れを落とすこと。
ここで、できれば靴紐も外したほうがいいらしいのですが、毎回外すのは面倒ですよね。
なので、靴紐の点検も兼ねて、数回に1回程度外すくらいでいいんじゃないかなーと勝手に判断しています。
ブラシで汚れを落とす
靴底の小石や泥は、ブラシを使ってゴシゴシとこすり落とします。
泥が残っているとソールの劣化が早まるので、できる限り丁寧に落としましょう。
布で汚れを拭き取る
アッパーと呼ばれる靴底以外の部分は、ブラシだけではなく水で濡らした布を使って拭き取ります。
汚れがひどい場合、皮革素材以外のトレッキングシューズは水洗いもOKとのこと。
ちなみに水洗いは、今のところ怖くてできていません・・・
布で拭き取っただけで、しつこい汚れがここまでキレイになりました!
Before
After
陰干しで乾燥させる
土汚れを除去した後は、風通しの良い日陰で十分に乾燥させます。
アッパーの素材やソールのラバーは紫外線に弱いので、直射日光に長時間当てるのはNG。
ただし、殺菌や消臭を兼ねて、短時間のみなら大丈夫かもしれませんね。
できればやっておきたい!下山後のお手入れ方法③
とりあえずは最低限、山登りをする度に①~②のメンテナンスをやっておけば安心。
さらに、毎回ではなくてもいいので、防水スプレーでのケアを行えば完璧です!
防水スプレーでケアする
次回の山登りでもトレッキングシューズの真価を発揮してもらうため、トレッキングシューズが完全に乾いたら、アッパーの素材に合った防水スプレーや撥水スプレーなどでケアをします。
皮革素材にはレザーワックスで栄養補給を。
トレッキングシューズの保管方法
下山後のメンテナンスを行ったトレッキングシューズは、靴紐を結んだ状態で風通しの良い場所にて保管するのがベスト。
新聞紙を丸めて中に入れておくと、吸湿しながら型崩れも防いでくれます。
トレッキングシューズを長期間使用しない場合は、中に入れた新聞紙を取り替えたり、定期的に陰干しをするのがおすすめです。
以上、トレッキングシューズを長持ちさせるメンテナンス方法でした。
早速、トレッキングシューズ専用の防水スプレーを求めにモンベルに行ってきます!
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