日帰り低山から日本百名山まで!登山女子の山登りブログ

山にハマったマイペース登山女子の山行記録です。山登りにまつわるエトセトラを日々勉強しながら情報発信しています!

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【高取山】中山町の高取山で紅葉狩り!秋晴れ登山①

登山日和の今日、1座目は中山町の高取山
(どうして“1座目”なのかについては、後述します。)
展望台からの眺めがいいと聞いて、そこでランチをしようとハイキング気分で登ってきました。
これで16座目となる山形百名山、秋晴れに恵まれた紅葉狩りの様子をお伝えします!

 

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高取山とは

山形県中山町にある高取山は、標高271mという初心者向けの山です。
超低山ではあるものの、見晴らしの良い展望広場があったり、北尾根歩きができたりと、山登りの楽しさを十分に味わうことができます。
展望広場前の“心臓破りの坂”が急登だということ以外は、とくに難所という難所はありませんが、一部ぬかるみがあるので注意が必要です。
登山適期は通年なので、一年を通して四季を感じながら登山を楽しむことができる山です。

高取山 山形百名山

高取山 山形百名山

出典:やまがた山

標高 271m
日程 日帰り
登山適期 通年
チェックポイント 木橋/心臓破りの坂/展望広場

 

高取山の登山コース

高取山の登山道は全部で3コース。
どれも片道30分ほどの登山コースになりますが、それぞれに特色があるので、行きと帰りのコースを変えて周回コースで楽しむのがおすすめ。

高取山の登山コース高取山 山形百名山 登山コース

①土橋コース 片道:30分
②新コース 片道:30分~40分
③岡コース 片道:30分~40分

①の土橋コースは、3コースの中で最も初心者向けの緩やかな登山コースです。
豊田小学校の脇の道路を西へ進むと、登山口に到着。
登山口手前の路側帯に数台駐車可能です。
登山道はしっかり整備されていて、ベンチや標識も設置されているので安心。
自分のペースで尾根歩きを楽しむのに最適な登山コースといえます。
山頂直前に“心臓破りの坂”と呼ばれる急登がありますが、体力に自信がない人のために“まわり道”も用意されているので大丈夫。
山頂付近は展望がありませんが、東に足を延ばすと見晴らしの良い展望広場があるので、ぜひそちらへ。

②の新コースは、風情のある木橋を渡って杉林の中を歩く登山コース。
途中、急登になりますが、とくに難所はないので、休憩をとりながら登れば登山初心者でも問題ありません。
登り切れば、緩やかな北尾根歩きを楽しむことができます。
(株)山形セルトップの北側に登山口があり、数台駐車可能なスペースがあります。

③の岡コースは、②の新コース登山口のさらに西側から進む、ハイキングコース。
登り始めてしばらくは平坦な道が続きますが、途中から長い直登になります。
一部、ぬかるみがあるので、足元に気をつけて歩きましょう。

②新コースと③岡コースをつなげた周回コースをたどることも可能。
行き帰りで違った風景を楽しめるので、今回わたしは周回コースを選びました。

 

高取山登山口②新コース口~展望広場

高取山の登山口は全部で3つありますが、今回は新コース口からスタート!
中山町にある最上三十三観音の札所十四番、岡村観音に着きました。

中山町 最上三十三観音 岡村観音

この先、道が二手に分かれているので、とりあえず駐車場に停車して、ナビを確認してみることにしました。

・・・と、駐車場にはこのような看板が。

高取山 登山口 駐車場

「この先、路肩崩落のため高取山入山はできません。」

この看板がいつから立てられているのか分からないので、確認のためにギリギリまで行ってみることにしました。

先ほどの分かれ道を左に進むと間もなく、路肩崩落箇所に到着。
このブルーシートにくるまれた箇所が、おそらく崩落した路肩なのでしょう。

高取山 登山口

新コースの登山口には駐車場があるということで、本来なら車で近くまで行けるようですが、今はこの状態なので、ブルーシートの手前のスペースに車を停めて出発することにしました。

秋晴れの中、紅葉真っ盛りの中を歩くのは、とても気持ちがいいものです。

高取山 山形百名山 登山道

(株)セルトップの北側に設置されているフェンス沿いを歩いていくと・・・

高取山 山形百名山 登山道

周回コースの分岐に到着しました。
右が新コース口、左が岡コース口になります。

高取山 山形百名山 登山口

スタートしてしばらくは傾斜も緩やかなので、軽快に歩みを進めていくことができます。

高取山 山形百名山 登山道

今にも崩れ落ちてきそうな、こんなおどろおどろしい光景に恐怖を感じたり・・・

高取山 山形百名山 登山道
山形神室岳登山のときにも発見した、“弾痕笹”を見つけたり・・・
弾痕笹

周りの景色を楽しみながらゆっくり歩いていくと、川のせせらぎが聞こえてきました。

高取山 山形百名山 登山道

そして、高取山のチェックポイント、“木橋”の登場です。

高取山 山形百名山 登山道 木橋

苔むした一本橋で、なんとも味のある雰囲気ですよね。

登山道はじめじめと湿っている状態で、こんな可愛らしいキノコがところどころ顔を出しています。

高取山 山形百名山 登山道 キノコ

足元から目線を上に向けると、陽の光に透ける美しい樹々たちの姿が。

高取山 山形百名山 登山道

もみじの葉は、葉先からうっすらと色づき始めています。

高取山 山形百名山 もみじ

・・・と思えば、真っ赤に色づいたもみじもあったり。
同じ種類の木でも、場所によってこんなにも色づき方に個体差があるんですね!

高取山 山形百名山 もみじ 紅葉

しばらく行くと、このような分岐に差しかかりました。
案内テープがありすぎて、一体どちらに進めばいいのか、かえって迷ってしまいます。

高取山 山形百名山 登山道

結局どちらの道を選んだのか忘れてしまいましたが、GPSを頼りに進んでいくと頂上らしい雰囲気の開けた場所に。

高取山 山形百名山 登山道

どうやら、この先が展望広場のようです。

 

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展望広場~高取山山頂

山頂に眺望がない高取山で、ぜひとも立ち寄っておきたい絶景ポイントが展望広場。
展望広場には、祠とポストがあり、ベンチも設置されています。

高取山 山形百名山 展望広場 祠 ポスト高取山 山形百名山 展望広場 ベンチ

中山町を眼下に山形市や天童市を見渡すことができ、その先には蔵王連峰から二口山塊、船形連峰の山々が一望できます。

高取山 山形百名山

仲良しのくまちゃんとパンちゃんも、この展望に大喜び!

高取山 山形百名山 展望広場 ベンチ高取山 山形百名山 展望広場 ベンチ

ベンチの前にレジャーシートを広げて荷物を置き、ベンチに腰かけてお待ちかねのランチタイムです。
たまたまこの日、山形市宮町にある“りょうこく”パンのイベントがあったので、そこで買ってきたカレーパンとくるみレーズンパン、メロンパンなどを食べました。
そんなに歩いていないのに、素敵な景色を見ながらランチができるなんて、高取山っていいかも!

誰もいない展望広場を陣取ること45分、そろそろ山頂を踏もうということで再びスタート。
ちょうどひとり、女性登山者が展望広場にやってきたので、ベンチを譲るような形で出発しました。

高取山 山形百名山 登山道

展望広場から山頂までは、あとわずかです。

 

高取山山頂~高取山登山口③岡コース口

展望広場を出発して、あっけなく高取山山頂に到着しました。
ここが山頂?と思ってしまうような場所に山頂標識が倒れていたので、立て直してから写真をパシャリ。

高取山 山形百名山 山頂標識

山頂を踏んだというのに、展望広場に到着したときほどの感動が全くありません。
眺望のない山頂って、こういうものですよね・・・

このまま順調に下山すれば、13時には車に戻れるという計算になります。
時間的にだいぶ余裕があるので、もうひとつ気軽に歩ける里山に登ろう!ということに。
せっかくの秋晴れなのに、1座のみで終わってしまうのはもったいない気がしたんです。

そうと決まれば、下山ペースも気持ち速くなります。
どんどん下っていきたいところですが、突然目の前に現れたのがこちらの急斜面!
写真からは分かりにくいかもしれませんが、結構な下り坂になっています。

高取山 山形百名山 登山道 心臓破りの坂

登り前半までの湿った地面と違って、山頂付近は完全に乾いた地面になっているので、砂で足を滑らせないように慎重に下っていきます。

急な坂を下ったところで、向こう向きに立てられている看板を見ると、“心臓破りの坂”という表記が。

高取山 山形百名山 登山道 心臓破りの坂

なるほど、わたしたちは新コース口から“まわり道”のほうを通って展望広場に向かったので、“心臓破りの坂”を下ることになりましたが、土橋コース口や岡コース口から登る場合は、“心臓破りの坂”は文字通り急な上り坂になるというわけですね。

わたしたちが選んだ新コースは、その名の通り、ほかの登山コースよりは新しいコースだったようで、ハイキングコースを示す案内標識とは逆方向をたどっていきます。

高取山 山形百名山 登山道高取山 山形百名山 登山道

下山は岡コースのほうを下っていくのですが、新コースのじめじめ湿った地面が乾いた地面だと思ってしまえるくらい、ぬかるみがひどい状態になっています。

高取山 山形百名山 登山道高取山 山形百名山 登山道

ぬかるみにハマらないように最大限注意を払っていたのですが、ぬかるみを隠すように落ち葉が積もっていて、あっけなくだまされてしまいました・・・

高取山 山形百名山 登山道

二ツ森の沢渡りで水没したことはありましたが、ここまで泥んこになったのはこれが初めてです・・・

泥んこを葉っぱで拭き取り、気を取り直して歩いていくと、一面が緑のじゅうたんになっていて、その奥に苔むした丸太が。
まるで森の集会所のような雰囲気です。

高取山 山形百名山 登山道

岡コース口まではあと少し。

高取山 山形百名山 登山道

ですが、ぬかるんでいる箇所がまだまだあるので、最後まで気を抜かずに歩きます。

高取山 山形百名山 登山道

登山道に似つかわしくない、制水弁。
山登り中、初めて見ました!

高取山 山形百名山 登山道

そして、その近くにあった、よく分からない何か。
山には不思議なものが結構あるんですよね。

高取山 山形百名山 登山道

あまりにキレイすぎて、写真を撮らずにはいられなかった光景。
来て良かった~!と思った瞬間です。

高取山 山形百名山 登山道

岡コース口に到着しました!
ここがハイキングコースのスタート地点になっていたんですね。

高取山 山形百名山 登山道

片道30~40分、初心者向けの低山で、とくに難所という難所もなく、周りの景色を楽しみながら登れました。
唯一、大変そうだったのが、”心臓破りの坂”ですが、回り道もあるので大丈夫!
それよりも、岡コース(今回の周回コースの南側)のぬかるみがひどいので、注意が必要です。

サクッと登れて時間が余ったので、この後、山形市の盃山に向かうことになりました!
秋晴れ登山②に続きます。

 

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山行記録まとめ

活動時期
2018/11/03(土)11:06~13:13

軌跡・時間・距離

高取山 山形百名山 登山記録

 

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